北九州のラーメン｜なんでもすぐやるカエル

とんこつばかりがラーメンじゃない！

九州のラーメンといえば「とんこつ」。実際北九州のラーメン店もその多くがとんこつラーメンの店だ。お酒の締めで食べるとんこつラーメンは美味さ抜群だ。ただ「たまにはとんこつ以外のラーメンが食べたいな」という時もある。北九州にはとんこつ以外のスープを扱うラーメン店もあり、中にはかなりの実力を秘めた店もある。

味噌ラーメンといえば味噌マニアックス

小倉南区にある味噌マニアックス。名前の通り味噌ラーメンの専門店である。一時期ゆず塩ラーメンとかあったが、個人的にはあれはあれで良かったと思う。ここは北九州ラーメン王座選手権2014で、とんこつラーメン競合が集まる中、グランプリを勝ち取った店だ。味噌ラーメンもいくつか種類があり、使っている味噌の種類も違う。

初代味噌ラーメンでグランプリを勝ち取った味噌ラーメンを味わうもよし、辛シビ味噌ラーメンで辛さと痺れの限界に挑戦してみるのもよいだろう。

辛シビはニンニク臭くなるので、残念ながら客先に行く前に食すのはお勧めできない。店にはカレーパウダーが備えてあるので、自分の好きなタイミングでカレーパウダーを投入し、途中からカレーラーメンを楽しむこともできる。ちなみに小技だが、辛シビ味噌を注文して「うわ、辛っ」ってなったときは、カレーパウダーを入れることで少しだけ辛さを抑えることができる。

最近東京で流行ってるらしい台湾風まぜそばもお勧めだ。中には追い飯を頼む前に満腹になってしまうお客さんもいるので、できるだけ空腹にしてから行ってもらいたい（笑）

「味噌ラーメンもこってりが良い！」という方には背脂たっぷりのこってり味噌ラーメンがお勧めだ。
気を付けなければならないのはとんこつラーメンではないので替玉のシステムが無い。多めに食べたい場合は始めに大盛を注文しておく必要がある。福岡、飯塚、門司にも姉妹店があったが、残念ながら閉店しており、投稿日時点で残っているのは小倉店のみとなる。
（2020年3月5日追記）
残念ながら最後の味噌マニアックス、小倉本店も2月末日をもって閉店しました。オーナーは1～2年修業期間を経て、新たに店をオープンさせたいとのことでしたが、現時点では全くの白紙だそうです。

昼食時は満席になることも！ベトコンラーメンの萬福

聞きなれない名のラーメンが小倉の「萬福」で食べることができる。外のメニューには数多くのラーメンが並ぶが、いざ店に入るとラーメンは「ベトコンラーメン」と「国士無双」の2種類のみ。どちらもどんなラーメンか想像がつかないので、私が店に滞在してたわずかの時間に「ベトコンラーメンって何ですか？」という問い合わせが何度か聞こえてきた。

ベトコンラーメンのスープは醤油系。醤油ラーメンといえば、あっさり系を想像してしまうが、ベトコンラーメンはニンニク片がいくつも投入されており、唐辛子のパンチも効いているので、あっさりとは対極にあるラーメンだと思う。具は豚肉、もやしとニラ。価格は500円。プラス100円で具増し、もしくは麺大盛、プラス200円で具増し+麺大盛にすることができる。替玉は無い。醤油ラーメンというよりは、「もつ鍋のシメに麺を投入したもの」をイメージすると分かりやすいかも。「ベトコン」の意味は・・・どうぞ実際にお店に足を運んでみてお確かめ下さい（笑）駐車場が無いので近くのコインパーキングを使ったほうが良い。ラーメンの話からそれるが、近くにあった「シチューのお店」も気になる。