椎間板ヘルニア

痛みが出だしてから約1年経過、今では日常生活に支障無し!

椎間板ヘルニアを「保存」してきた1年を振り返ろうと思う。

始まりは去年3月

去年の3月頃、腰から右足にかけて痛みが出るようになった。次第に痛みは痺れを伴うようになり、10メートル歩く毎に小休止しなければならない程に。そのうち寝ても痛みがひかなくなり、たまらず6月に整形外科を受診。椎間板はレントゲンには映らないので、MRIを希望。大きな整形外科だとMRI撮るだけでも別日に予約が必要だったりするが、たまたま空きがあり、そのままMRIを撮ることに。

下った診断は「椎間板ヘルニア」

先生から「結構デカいですね」なんて言われる始末。先生の話では「突出型」はやっかいだが、「脱出型」なら急いで手術することは無いらしい。私のヘルニアは「脱出型」だった。脱出型は髄核が線維輪を突き破ってしまうもので、脱出した部分は体の免疫細胞が異物とみなして食べてしまうと言われているので、時間をかければ痛みは治まるのではないかという希望的観測から投薬治療の道を選んだ。

処方された薬は「トラマール」、でもちっとも効く気配がない

しばらくトラマールを服用していたが、痛みは治まることはなかった。そのうち服用する量が倍になったが、効果は「飲まないよりはマシかも」レベル。だが副作用はしっかり出た。それが「便秘」。毎日便通があったのに、トラマールを倍にしてから3~4日に1回のペースに。これが何とも気持ち悪い。便通を整える為に酸化マグネシウムが処方されたが、車での移動が多い私にはちょっと怖くて使えなかった。

トラマールの代わりとして処方されたのは「サインバルタ」

しばらく通院してトラマールをやめてサインバルタに切り替えた。しかしこれもハッキリとした効果は得られず・・・
そして痛みは「焼けるような痛み」に変わっていく。おかしなもんだ、焼いたことないのに、自分でそんな表現するなんて(笑)

この頃からブロック注射を併用

ブロック注射といっても「神経ブロック」ではなく「トリガーブロック」。このトリガーブロックが一番効いた気がした。ただ効果はそんなに持続しなかったが・・・「神経ブロック」は「飛び上がるほど痛い」と聞いていたので踏ん切りつかず。

あとは自分でできそうなことも色々試す!

まずは減量

やはり体重増加がよろしくないということで、体重のコントロールをすることに。一時期コブラ体操なんてのもやってた。

意外に役立った腹筋ローラー

日頃の運動不足解消にと買ったはいいが、殆ど使われていなかった安物の腹筋ローラーがここで役立った。

食べる量は減らせなかったので、脂肪燃焼しやすい体へ

酢ショウガとバターコーヒーで脂肪燃焼しやすい(?)体へ。なんだかんだで半年間で73キロから65キロまで減らすことができた。

抱き枕で寝るときも楽に

それまでうつ伏せで膝を立てて寝るのが一番楽だったのだが、一晩中その姿勢が続くはずもなく、夜中に目が覚めては姿勢を変えていた。ある日「抱き枕が良い」とネットで見つけて早速購入。安モンだと抱いた時に潰れてしまうので、少し固めを選ぶのが良いかと。

体圧分散クッションでデスクワークも楽に

仕事柄一日7時間以上はPCとにらめっこ。椅子に体圧分散クッションを敷くことで、長時間のデスクワークも苦にならなくなった。車に乗ってる時間もまぁまぁ長いので、車用にも購入を検討したが、シートポジションが結構変わってしまう為、見送り。その代わりマッサージボールを購入し、運転中は腰辺りをマッサージ。

家では「ゲーミング座椅子」

家で仕事をする場合、訳あってデスクではなくこたつで作業するのだが、これが腰にかなり負担をかけていた模様。ネットで探した「ゲーミングチェア」ならぬ「ゲーミング座椅子」で腰の負担を軽減することができた。

年が明けて2020年1月、遂に通院を終えることに

通院7ヶ月。この頃には鎮痛剤を飲むことはなくなった。背伸びすると足がつるので芍薬甘草湯だけ服用。改めてMRIを撮ったわけではないが、痛みがひいたことで通院終了。ただ、右足の小指がちょっと麻痺した感じ。でも痛みがあった頃に比べればたいしたことではない。普通に歩けるのがこんなにありがたいことだとは^^;

まずは整形外科を受診!手術か保存かを考えるのはそれからで良い

排尿困難等、すぐにでも手術したほうが良い状況はあるが、先生と相談しながら、自分に合う方法で治療することが大切。私の経験談も全ての人に役立つわけではないだろうが「こんな方法で痛みが和らぐこともあるんだ」ということを頭の片隅にでも置いていてほしい。