「走行中にエンジンチェックランプが点いたり消えたりする」「アクセルを踏み込んでもスピードが出ない(エンジンの回転数が上がらない)」はプラグ交換のサイン!?
先日、仕事に行っている父から電話が。なんでもアクセル踏んでもスピードが出ない、走行中にチェックランプが点くとか。とりあえず車を見ないことには何とも言えないので、車を停めている場所へ向かう。エンジンルームを覗いてみても、オイル漏れしているわけでもなさそうだし、これと言って外見では異常が見られない。私では皆目見当がつかないので、スズキのディーラーで整備士をやっている同級生に電話してみた。NV100クリッパーはエブリィのOEM車なので。そこで可能性のひとつとして浮上したのが「プラグの寿命」だった。言われてみればこの車、新車で購入して4年半くらいで7万5千キロ走ったが、プラグを替えたことがない。同級生曰く「(新車についている)プラグは4万キロくらいで交換を推奨している」とのこと。そういえば義弟の車(ホンダのミニバン)も去年末くらいに同じ症状が出てプラグ交換してたな…。
最近は量販店でもプラグは「取り寄せ」らしい
自分のワゴンRは初回車検時に6万キロくらいで事前にネットで仕入れたプラグに交換していた。義弟からプラグ交換の話を聞いた時「モノが無いからしばらく代車に乗っていた」と聞いて(プラグなんてその辺にいくらでも売ってるだろうに、変な話だな)と思った。私が免許取り立ての頃(もう四半世紀も前の話だが)は、オートバックス等の量販店にはプラグの取り扱いがあったと記憶している。車好き連中で集まってはプラグの焼け具合を見たりしたものだ。そんな昔のイメージがあったから「プラグなんてすぐに手に入るだろう」と甘く考えていた。ところが量販店数点回ってもプラグが置いてない。「いくらなんでもここにはあるだろう」と思って行ったスーパーオートバックスでもプラグが見当たらないので店員さんに尋ねると「スパークプラグは取り寄せで対応」とのこと、マジか…。同級生がいるスズキのディーラーは定休日…困った、父は仕事で車を使っているので、ネットで買って届くのを待っていられない。そんな時に最後に頼って電話したのがいつもお世話になっているマッハ車検さんでした。ありがとうございました。
実際にプラグ交換してみる
前置きが長くなってしまったが、どうにかプラグが手に入ったので早速交換してみることに。
必要な工具
プラグレンチとトルクレンチがあればそれに越したことはないが、ラチェット一式とエクステンションバー(延長バー)とプラグ交換用のマグネット付きソケット(14mm)があれば十分。ラチェット一式は量販店で買っても2000円くらいで、車に限らずちょっとした家具の組み立て等に使えたりもするので、揃えておくと便利。エクステンションバーも車のオーディオ交換やバッテリー交換で使えたりするので、この際手に入れておくのも良いかと。
手順
エンジンは助手席シート下にあるので、2ヶ所のストッパーを外してシートを起こす。
ボルトを外してカバーを取る。
ボルトを外してプラグコードを手前に引っ張って外す。少し力が必要だが、左右に動かしながらゆっくり引いていく。
プラグソケットを差し込み反時計回しで緩めて外す。
ソケットに新しいプラグをセットし差し込む。
時計回りで締めていく。手で回らなくなったら1/4回転程ラチェットで締める。(規定トルクは12±2Nm)
プラグコードとカバーを戻せば完了。
ちなみに今回付けたプラグはこれ。ちょっと高いがイリジウムプラグは10万キロは使えるらしいので、当分プラグの心配はしなくて良さそう。