VL-SV38KL

自宅のインターホンが故障してしまったので、Amazonで購入したパナソニックのカラーテレビドアホンVL-SV38KLと交換した。

どのタイプにするか迷ったら

ドアホンは親機の電源の取り方によって「電源直結式」「コード式」の2種類に分けられる。最近流行りの「ワイヤレスドアホン」も、子機が電池で動くというもので、親機の電源の取り方は同じ。今回取り付けたのはコード式。

電源直結式

電源をコンセントを介さずに直に電源の配線から取るタイプ。

電源直結式 のメリット

  • 比較的安価
    同じモデルでも電源直結式とコード式では直結式のほうが少しだけ安い。
  • 見た目がキレイ
    ドアホン親機の配線は壁の中で見えないので、見た目がキレイ。

電源直結式のデメリット

  • 取り付けには電気工事士の資格が必要
    解説動画等を見る限りでは作業自体はそんなに難しくなさそうだが、万一事故や火災になっては怖い。「知り合いの業者がタダで取り付けしてくれる」といった場合なら話は別だが、取り付けを業者に頼むと本体+工賃でコード式の価格を超えてしまう可能性が高い。

コード式

電源をコンセントから取るタイプ

コード式のメリット

  • 取り付けが簡単
    電気工事士の資格がなくても取り付けができる為、取り付けのハードルは直結式よりも低い。

コード式のデメリット

  • 電源の確保
    親機の電源をコンセントから取る為、取り付け位置近くにコンセントがあるか確認しておく必要がある。
  • 見た目がすっきりしない
    親機の電源コードが表に出る為、見た目がちょっと。

ただ、これらがデメリットに感じる人はそんなにいないと思う。今後、また交換するかもしれないと考えた時に、コード式にしておいたほうが何かと楽。

手軽さ最優先ならワイヤレスだが

ワイヤレスのメリット

  • コード式よりも更に取り付けが楽
    子機の電源は乾電池から取る為、親機、子機共に取り付けるだけならブレーカーを落とす必要もない。

ワイヤレスのデメリット

  • 価格が割高
    同程度の機能を持つ機種と比較すると、ワイヤレスのほうが数千円高くなることも。
  • 取り付け場所を選ぶ
    親機と子機が無線で通信できる範囲に取り付けしなければならない。
  • 電池交換の手間
    電気店の店員の話だと、子機の電池は半年から1年くらいはもつという話だったが、これが長いと感じるか短いと感じるか。また別件で取り付けたVL-SGZ30は、時々子機が鳴ってからモニターに接続されるまでに時間がかかり、モニターに映し出される頃には来客は不在かと思い帰ろうとしていたり、実際に帰ってしまった客もいたとか。電波もしっかり届いていて、電池の残量も十分。初期不良だろうが、修理に出している間インターホンが無いと困るので、 VL-SGZ30は返品することにした。
    (後述)
    1月6日、Amazonからメールが届き、やはり同じような症状が他にも出ているようだ。
    内容: ワイヤレステレビドアホン(VL-SGD10|VL-SGE30|VL-SGZ30|VL-VD561|VS-HC400シリーズ)の2019年6-11月製造分の一部商品におきまして、部品の不具合により、来客の呼び出し音は鳴るが、「画像がでない、通話ができない」という現象が発生することが判明しました 。
    不具合品詳細情報
    https://panasonic.co.jp/ap/s/intercoms/202001/index.html
    メーカー問い合わせ窓口 (フリーダイアル)
    0120-878-163

取り付け手順

用意するもの
+-ドライバー、電工ペンチ(もしくはニッパー)、ビニールテープ

1・ブレーカーを落とす

とりあえず感電する危険はなくしておきたい。

2・古い子機の取り外し

古い子機
古い子機

だいたい子機下のほうにネジが1本あり(フタ等で隠されている場合もある)、それを緩めることで外すことができる。子機本体を外したら子機に繋がっている配線も外す。

古い子機の裏側
古い子機の裏側、配線が3本

子機側の配線は2本かと思っていたが、子機を外してみると4本あり、そのうち3本が子機に繋がっていた。施工説明書には”壁の中から出ている配線材が「3本線、またはそれ以上」「直径1.6mm以上の単線」「断面積1平方ミリメートル以上のより線」のときは、電源線(AC100Vなど)の可能性があります。工事は販売店にご相談下さい。(電気工事士の資格がないと、電源工事はできません)”、更に”間違った施工による故障は保証対象外”とあるのでくれぐれもご注意を。新しい子機では2本の線しか使わないので、本体から配線を外したら不要な線(私のケースだと青い線)は絶縁処理しておく。その後、2ヶ所のビスを外して露出ケースも取り外す。

3・新しい子機の取り付け

VL-SV38KL 子機
VL-SV38KL 子機

梱包時は子機の露出ケースと本体はセットされているので外しておく。マイナスドライバーで子機下部のねじカバーを開け、ねじを緩める。外した露出ケースを壁に取り付ける。ビス穴は古い子機と同じところだったのでそのまま使った。子機が古いものより大きかったりすると、ここで余計な作業が発生してしまうのだが、幸い今回は同じ大きさだった。本体に配線を接続し、露出ケースに取り付けて固定する。どの配線繋げばよいかはネットで検索して出てきた。無極性とあるのでどっちをつけても良いと勝手に判断した。

4・古い親機の取り外し

古い親機は直結式だったので、電源の配線を電工ペンチで切断。その後ビニールテープで絶縁。壁掛け用の金具は使いまわしできそうだったのでそのまま使うことに。

5・新しい親機の取り付け

親機の取り付け金具
親機の取り付け金具

古い子機は通話だけできる受話器タイプ。新しい子機は横幅が大きくて、そのまま取り付けようとすると、横にある台所の照明のスイッチと干渉してしまう。なので壁掛け用の金具だけをずらして取り付けることに。この金具は壁の表側、裏側でワンセットになっている。ビスを2本とも外してしまうと裏側の金具が落下することがあるので注意。

親機の裏側
親機の裏側

線は本体側にある出っ張りをドライバーの先等で押さえたまま差し込むだけだが、ここの線が単芯ではなく、親機の穴に通らなかったので、ギリギリ穴に通るくらいの線の太さを確保して残りをカットして対応(自己責任でお願いします)

6・ブレーカーを上げて動作確認

取り付け後は動作確認を行う
一通り動作確認する

きちんと動くか、カメラの向きは大丈夫か、音声通話、映像も確認して終了。