残念ながら2020年12月をもって生産終了が発表されたスペイド。コンパクトトールの役目をルーミーに託してラインナップから消滅。我が家のスペイドも車検のタイミングということもあり、ルーミーへの買い替えも考えたが、1.5リッター4気筒の2NR-FKEエンジンのフィーリングが個人的に好きなこともあり、継続車検を受ける事となった。
まずは見積もりを出してもらう
近所のディーラーで見積もりを出してもらう。前回車検時にメンテナンスパックに加入してたこともあり、ブレーキフルード交換等でお金が出ていくことは無さそうだ。整備項目としてあがってきたのは以下の通り。
- エアフィルター 6,050円
- バッテリー 42,273円(別途工賃1,100円)
- 発煙筒 803円
合計50,226円。法定費用を含めると87,776円。これらを自分でやってしまえば、結構車検費用を圧縮できそう。
Amazonでバッテリーを購入
今載っているバッテリーを見ると「S-95」としか書いてない・・・こういう表記はあまり見たことないな。ところがAmazonで検索すると、あらま、あった^^;
16,980円、ディーラー見積もりのバッテリーがどのような品なのかわからないが、見積もり額の半額以下で買えるとあらば、迷わず購入。
モノタロウでエアフィルターと発煙筒を購入
車検証を手元に用意してモノタロウの自動車部品検索ページを使うとすぐに見つかった。ちなみに純正品番は「17801-21050」らしい。
サンエレメントのエアーフィルター、割引を適用して1,376円(税込)。見積もり額の1/4以下。
さて発煙筒だが、今回電池式の非常信号灯を購入。発煙筒の代替品として車検もOK(もしかしたら検査場によって判断が違うかも・・・)。これなら使用期限を気にすることもない。割引を適用して659円(税込)。
今回、整備項目には無いが、車検の度にエアコンフィルターも交換しているので、これも購入。純正品番は「87139-30040」らしい。
ユニオン産業のキャビンフィルター、割引を適用して1,969円(税込)。
バッテリー交換方法
毎度の事だが、私は整備士ではなくただの車好きなので、この手順が正しいかは保証できないので、それをご了承のうえご覧下さい。また、このバッテリーかなり重いですので気を付けて下さい^^;
- 10ミリ(だったかな)のスパナ
- メモリーバックアップ
- 保護メガネ
必要な工具はこの3つくらい。メモリーバックアップは9Vのものよりは12Vのほうがお勧め。12Vのものを買っても2,000円以下。アルカリ電池8本使用。これを使ってバッテリーを外している間も通電しておかないと、後々面倒なんだとか。実際、前に乗ってたラクティスのバッテリー交換をバックアップ無しで自分で行ったところ、「自己学習がリセットされてエンジン不調になるから困ります」ってディーラーの整備士さんに怒られたことがある。
ボンネットを開けて右奥に鎮座しているのがバッテリー。場所的にそのまま垂直方向には持ち上げられない。エアクリーナーボックスを外してしまえば良いのかもしれないが、今回はバッテリーを少し手前に傾けて交換してみることに。
まずはメモリーバックアップの取り付け。赤い部分をプラス側の邪魔にところに挟む。挟む力はそんなに強くない上に、ストッパーもなんとなく頼りないので慎重に。黒い部分はボディの金属部分がむき出しになっているところに挟む。電池が収まってる部分はフックが付いているのでボンネットにぶら下げる。
バッテリーを固定している部品を外す。赤丸部分をスパナで緩める。
バッテリーの端子は必ずマイナス側から外す。赤丸部分をスパナで緩める。
続いてプラス側を外す。こちらも赤丸部分を緩めるだけ。
外したらバッテリーを少し手前に傾けて持ち上げる。重たいので腰を痛めないよう注意。次に新しいバッテリーを少し傾けながら台座に設置。外す時とは逆にプラス側、マイナス側の順で取り付け、バッテリーを固定している部品も取り付け、メモリーバックアップも外して完了。不要になったバッテリーはリサイクル業者に引き取ってもらう等、適切に処分する。
エアフィルター交換方法
今思えばだが、バッテリー外す前にエアクリーナーボックスも外してしまえばバッテリー交換は楽だったかも・・・。エアフィルターはクリーナーボックスをちょっとずらすだけで交換した。
ボンネットを開けて右側手前にエアクリーナーボックスがある。ボックスは手前と奥の2ヶ所にストッパーがあるのでそれを外す。
ストッパーを外したら、ボックスを上に持ち上げてフィルターを取り出す。フィルターには向きがあるので、外した時の向きを把握しておくこと。
フィルターの「山」の数が少ないほうが上、多いほうが下のようだ。
向きがわかったところで、新品のフィルターをセット。クリーナーボックスのカバーを閉じる時はボックス左側のツメが入っているかを確認すること。
クリーナーボックスを固定してあったストッパーも元に戻して完了。
エアコンフィルター交換方法
見積もりのところでも触れたが、そもそもエアコンフィルターは車検の整備項目に含まれていないが、エアコンが匂うと嫌だし、そんなに難しくない作業なのでついでに換えておく。
まず助手席足元にあるカバー(コンビニフックがついてる部分)を外す。工具は必要なく、下のほう(画像赤丸部分)に手をかけて手前に引っ張れば外れる。
白いカバーが見えるが、これがエアコンフィルターボックスのカバー。確か左側を外したと思う・・・(後ほど確認しておきます)
フィルターを引っ張り出す。例によってフィルターの向きは把握しておくこと。
新品と使用済みのフィルター。
エアコンフィルターにはどちらが上かの表示があるので安心。
新しいフィルターをセットし、カバーを戻して完了。
ちなみに発煙筒の代わりとして用意した非常信号灯はサイズの関係で発煙筒収納場所に収まらず、仕方なくその脇にあるポケットに。
できることはやった。結果、支払った金額は・・・
- 重量税 + 印紙代 16,000円
- バッテリー 16,980円
- エアフィルター 1,376円
- 非常信号灯 659円
- 自賠責保険料 21,550円
必要整備項目、自賠責、重量税、印紙代だけで、合計5,6565円。整備項目になかったエアコンフィルター代を加えても58,534円。2年後は乗り換えになるかもしれないから、メンテナンスパックや保証等はつけなかった。
ディーラー車検がダメだと言っているわけではない
誤解してほしくないのだが、決してディーラー車検がダメだと言っているわけではない。時間的にもしくは技術的に自分で作業できない、保証はつけておきたい等の理由があればディーラー車検はお勧めである。ただ、自分でできることは自分でやって、浮いたお金で美味しいもの食べるという選択肢もあるんだということを知ってもらいたいだけである。車検に限らず普段の生活でも「必要なところにはお金をかける」という考えが大事だと思っている。